既存壁を補強するには
構造上の
注意が必要だと
前述しました。

個々に説明します。

天井材は所定の間隔で止める必要がありますが
施工上大きな問題があります。

普通の天井は
「天井勝ち」と呼ばれる方法で
作られています。

「天井勝ち」とは
天井を先に作り上げ
その後壁を
作る方法です。

そのため
部屋の端側は下地が
壁のすぐ近くか
あるいはない場合があります。

天井材を下地に取り付けることが出来ません。

特に重要な部屋の端付近は止められません。

この問題を解決する方法は
壁材にあります。

まず天井材を止めた後
壁を取り付けます。

そうすると
壁材が天井材を支えて
止めるのと同じことになります。